緑ナンバー専門行政書士の探し方と信頼できる行政書士事務所

公開日:2018年10月16日 / 更新日:2020年10月14日

「顧問税理士にされた行政書士に頼んだら、運送業は全くの素人だった!」ということをよく聞きます。それを避けるための7つの質問を専門行政書士が掲載します。また、報酬金額ごとのレベルも徹底解説します。信頼できる行政書士を探している方は必見です。

運送業専門行政書士鈴木隆広【トラサポ主宰】運送業専門行政書士「行政書士鈴木隆広」 神奈川運輸支局前、一般貨物自動車運送事業一筋16年の行政書士。平成30年1月には業界初の本格的運送業手続き専門書籍「貨物自動車運送事業 書式全書」が日本法令から出版される。【本部:神奈川県横浜市都筑区池辺町3573-2-301】

 

運送業専門の行政書士を見分ける誰でもできる7つの質問

行政書士は、弁護士・税理士など、士業と言われる中で最も取り扱う業務が広い士業です。
私も過去には一通りの業務を経験しましたが、今は自動車関係の手続き以外をほとんどやっていません。
逆に一般貨物自動車運送事業の許認可について、日ごろから普通に接している行政書士は各都道府県に5人ほどしかいません。

ただでさえ、ちゃんとできる行政書士がいない中、信頼できる行政書士を探すのが難しいということは容易に想像できます。
そこで、毎日運送事業の手続きに携わっている私が、「運送業許認可の実力があるかどうか」を見分ける7つの質問を掲載しました。

「そんなことより、自分の近くの信頼できる運送業専門行政書士を知りたい!」という方はこちらをクリック↓↓↓。

税理士からの紹介や、ネットで探した行政書士に対して、この質問をしてください。ちゃんとした回答が返ってくれば、報酬金額は関係なしに、その行政書士に依頼しても大丈夫だと言えます。

プロかどうか見分ける誰でもできる7つの質問

これさえ確認すれば、誰でも簡単に相手がプロかどうかを見分けられます!!

運送業許認可プロ行政書士を見分ける7つの質問

運送業許認可プロ行政書士を見分ける7つの質問

1.新規許可以外の実績は何件で最近いつやりましたか?
半年以内にやっていない人は要注意です。新規許可しかやってない行政書士は、既存運送事業者のリピーターがいないということです。
2.法令試験対策はやってくれますか?
こう聞かれて「インターネットで販売している運行管理者試験テキストを買って読んでください」という人は要注意です。
3.車検証書き換えまでサポートしてくれますか?
車検証書換は対応していません、という人はやめたほうがいいでしょう。
4.許可後の帳簿アドバイスもしてくれますか?
そういう行政書士でいいのであれば構いませんが、やはり許可後もサポートしてくれる行政書士がよくないですか?
5.他県に営業所作るときはサポートしてくれますか?
一般貨物を専門にしているというプライドがあればなんとか対応するはずです。遠方はイヤです、という行政書士でよいですか?
6.第一種低層住居専用地域ではとれないですか?
この質問に「NGです」と即答する行政書士はやめたほうがいいです。膨大なムダな出費をさせられます。
7.市街化調整区域でも車庫は大丈夫でしょうか?
この質問に「NGです」と即答する行政書士はやめたほうがいいです。膨大なムダな出費をさせられます。
youtube:トラサポ行政書士に依頼すべき理由

(再生時間:約10分)

行政書士の報酬相場

一般貨物自動車運送事業の許認可の報酬で知りたいのはやはり新規許可申請についてでしょう。
ネットで調べると以下のように、かなり範囲が広いです。

・最安値 10万円 ~ 最高値 80万円

いくらが適正なのでしょうか、素人の方では想像すらできないでしょう。
全ての人がそうなのかわかりませんが、私が多くの行政書士を見た中での傾向を解説します。

激安10万円と超高額80万円

10万円~20万円の行政書士

その人がお金持ちでボランティアでやりたい、という人なのかもしれません。
「ボランティアだから適当な仕事でいいでしょ」、じゃ困りますからね。
もしくは許可後の顧問契約が別契約セットかもしれません。顧問契約がセットかどうかについては、よく確認する必要があるでしょう。
だって、新車のトラックが30万円で売っていたら買いますか?不安で買いませんよね?ということです。

80万円の行政書士

これはたぶん30年以上前の免許時代の料金です。
今は、”免許制”から”許可制”になったので、昔に比べれば一般貨物自動車運送事業の許可はずいぶん取りやすくなりました。
この行政書士の先生が最新の法令を知っていればいいのですが。。。

ただし、「1年間の顧問料込み」というようなことであれば問題ないと思います。

微妙な料金:30万円~40万円

では、もう少しアップして、少なからずあるこの30万円~40万円という料金について考えましょう。
行政書士ってぶっちゃけて言うと仕入れがありません。30万円~40万円でも本当の意味で赤字にはならないので、”勉強のため”と割り切れば、交通費だけもらえれば大丈夫な職業なのです。

男性が悩んでいる様子の画像

経営的に考えれば行政書士がただ働きになるだけです。
しかし30万円~40万円の行政書士は「まだ経験も少ないから安さしか武器がない・・・」という人かもしれません。
もしそうであれば、あなたはその行政書士の実験台となってしまいます。
そして、そのような行政書士が途中でギブアップしたために、乗り換えていらっしゃる案件も数多くあります。

また、30万円~40万円の行政書士で多いのは、許可のあとの手続きは別でもらいます、というものです。
トータル結局50万円、それよりもっと高くなるときもあります。
30万円~40万円でどこまでしてくれるのか事前にしっかりと確認しておきましょう。

そもそも一般貨物自動車運送事業の新規許可ですが、お客様にとって実際問題で大事なのは許可ではなく「緑ナンバーをつけること」、すなわち「車検証の書き換え」です。
トラックに自社の緑色のナンバープレートが付いて初めて仕事ができるのです。

「許可は約束通り下りました」
「でも緑ナンバーまで面倒見る約束していないので、今回緑ナンバーつけるところはうまくいかないようですが私は知りませんよ」

では困りますよね?

ちなみに一般貨物自動車運送事業新規許可の仕事の割合は、以下の通りです。

一般貨物自動車運送事業新規許可の仕事の割合

  • ・最初の打ち合わせ~情報整理:3割
  • ・新規許可申請書類の作成:2割
  • ・許可後~緑ナンバー取り付け:5割

前半の5割だけやって、「30万円なのでここまでです」という行政書士でないことを、しっかりと確認する必要があります。
もし、運悪く実績がない行政書士に依頼してもおそらく許可は下りると思います。
簡単な案件であれば「安い行政書士でよかった」となると思います。

しかし、実は複雑な案件だったのであれば、専門でやっている行政書士が手続きするより2カ月以上遅くなるはずです。

先ほどの7つの質問でしっかりとその行政書士の実力を確認しましょう。
すべてクリアできるのであれば、30~40万円の安価な料金設定の行政書士でも十分良いと思います。

次、やっと最後です。

本当に実績のある人の相場:50万円~70万円

私の仲間で高いレベルで一般貨物自動車運送事業の許認可をやっている行政書士の相場がこの価格帯です。
それでも、忙しくなった上に一般貨物自動車運送事業の法令もどんどん変わっているので、一般貨物自動車運送事業許認可から撤退する行政書士もいるくらいです。
それだけ一般貨物自動車運送事業の許認可を専門で”続ける”のは行政書士にとって難しいことなのです。

一般貨物自動車運送事業許認可ができる従業員を育てるのも難しく、「既存のお客様で精いっぱい」なので、もう積極的には仕事を取りにいかない、ということもよく聞きます。

この値段でコンスタントに仕事を取れるということは、お客様から信頼されているので、忙しくならない方がおかしいわけです。

「責任もって一般貨物自動車運送事業に取り組もうと思ったら、巡回指導や監査のことまで常に情報収集」しておく覚悟が行政書士には必要だと私は思います。

ただ、「よくわからないけど60万でやってる人もいるからあまりやったことないけど高い報酬にしよう~」という新人行政書士が60万円の料金をつけていることも当然あります。
→令和元年11月1日の法改正により申請の難易度が大幅に上がったので70万円に改定しました。

それを見分けるのは大変だと思うので、検討している行政書士に対して、7つの質問でしっかりとその行政書士の実力を確認しましょう。

【お客様の声】 はじめは、知り合いの税理士に紹介してもらった行政書士に依頼しました。 その行政書士は建設業専門で、運送業はやったことないと言っていました。 行政書士であれば誰でも一緒だろう、と気軽に頼んでしまいましたが、 待てど暮らせど申請してくれません。 半年経っても「資金計画のところで役所と確認中です」と言われ、 はぐらかされてしまいます。 こっちも営業ナンバーが早く欲しかったので、居ても立ってもいられず、 その人には失礼でしたが、ネットで専門家を探しました。 そのとき、トラサポを見つけました。 「運送業専門の行政書士がいるんだ!ここしかない!」と思いました。 試しに電話すると、全然話が早くてビックリしました。 同じ行政書士でも、専門分野が違うということを知っていれば・・・。 それまで、契約書などある程度揃っていたこともありましたが、1週間ほどで 申請していただき、ビックリしました。 その後も4カ月で許可が下り、無事に緑ナンバーを付けることができました。 あのモヤモヤした半年がもったいなくて悔やみきれません。 早くここに連絡すればよかったです。 こんなお客様の声が続々!! 運送業の申請は専門行政書士のトラサポへぜひ!!

トラサポメールでのお問合せフォームへのバナーご依頼専用電話045-507-4081までお気軽に!!

まとめ

値段だけでは判断はできないかもしれませんが、上記の7つの質問をすれば、おかしな行政書士に依頼するということはありません。

トラサポは業界初の「認定資格合格者のみがメンバーになれる」というルールで行政書士を登録しています。
トラサポは本当にお客様が安心してご依頼していただけるサイトにしたいのです。

主宰の鈴木は平成30年1月、業界で初となる「貨物自動車運送事業書式集」を発刊しました。

貨物自動車運送事業 書式全書 日本法令

もちろん、私のところが全国で一番ではないかもしれません。
しかし、情報収集と努力だけは日本で一番していると自負しています。
ホームページだけで、誰が本当に緑ナンバー取得の実力があるのかを正しく見つけて正しく判断するのは難しいと思います。

行政書士鈴木隆広

そんな私が集めたトラサポの仲間を信じていただければ幸いです。

ひとつだけお客様に問いたいこと

「これから人生をかける運送事業に必要な緑ナンバー営業許可を10万や20万円安いからと言ってそっちを選んでいいのですか?」

私は会費を払って仲間になってくれる行政書士にこう約束しました。

「常に一般貨物自動車運送事業許認可の最先端に一緒にいられるための情報を提供し続けます」

そして、トラサポの行政書士はお金を払ってその情報を取りに来ています。
そこらの行政書士とは全然本気度が違います。
自分一人のいい加減な仕事がトラサポメンバー全員の評判を下げることも全員が意識しています。
単独でやっている行政書士より当然、意識は高くなりますし、全員で情報共有しているので、得られる経験も何倍も多くなります。

今後ますますコンプライアンスが厳しくなる世の中、長い目で見たときに、信頼できる専門の行政書士とつながることは、10~20万円とは比較にならない価値があります。
トラサポにはそんなお客様に応えられる「一般貨物自動車運送事業許認可を本気でやろう!」という行政書士が集まっています。