• 行政書士File:千葉県の運送業許可は行政書士酒巻 勝にお任せください

行政書士File:千葉県の運送業許可は行政書士酒巻 勝にお任せください

千葉県行政書士酒巻勝
  • 行政書士File No.011
  • 酒巻 勝
  • 千葉県

酒巻行政書士事務所 行政書士酒巻勝

まずは所長のご経歴と開業の経緯を教えてください。
社会人になってはじめての仕事は千葉県内某運送会社の運転手でした。バン車や平ボデーなど中心にいろいろなものを運びました。3社の運送会社を移りながら15年ずっと運転手でした。若い時はバリバリできましたが、年齢とともに体力的に厳しくなってきて、ややがて「10年先は続けられないかな」と思いました。そうは言っても他の仕事もやったことないので普通のサラリーマンで転職するというのもあまりイメージできませんでした。そんな中、比較的独立起業が簡単な行政書士という仕事を知り、運転手をやりながら勉強して資格試験に合格しました。そして平成20年に行政書士として開業しました。元々運転手だったため、昔一緒に仕事していた人がいろんな会社に散らばったり、中には運送会社を立ち上げて社長になったりしていたので、そこから自然と運送会社の手続きやコンプライアンスのサポート業務の依頼が来るようになりました。

メインの業務

ほぼ100%の割合で一般貨物の仕事です。その中でも顧問業務が多いです。顧問業務は基本的に毎月一回会社訪問し、日報や点呼記録簿、3か月点検実施状況、新入社員の適性診断等受診チェックなどをします。そのように定型的な確認作業も大切ですが、社長の話を聴くということが割合としては多いと思います。その中で、社長の悩みを聞き出し、どうすれべきか整理整頓します。就業規則や賃金規則について改善すべきこともあります、そのときは社労士と一緒に考えていきます。

お客様とのやりとりで大切にしていることは何ですか?

とにかく現場に行って直接お客様の顔を見ながら話しを聴くことを大事にしています。もともと運送業界にいたので、業界の文化はわかります。運送会社が完全に法律を守ることの難しさもわかっているつもりです。そんな私だからこそ、しかし専門知識がある者としてではありますが上からでなく同じ目線で、相談役に徹します。
法律の正論のは簡単ですが、運送会社が私に求めているのはそういうことではないと思うんです。社長には腹を割って話せる相手が必要だと思いますし、私自身がその相手になれれば幸いです。
顧問先の会社で死亡事故がありました。そうなると監査が来る可能性が大きいです。そのまま監査を受けると大きな行政処分を避けられません。毎月通ってお客様と一緒に帳簿や特定診断の漏れなどを確認し、5か月経ったのでずいぶんキレイになったと思います。おそらく大体の監査項目で警告どまりで終わるのではないかと思います。そんな風に一緒にお客様と考え、一緒に困ったことを改善していくようにしています。

ほかにも行政書士として心がけていることは何ですか?

私の武器は「運転手+行政書士」だと思っています。千葉県には幕張メッセがあります。季節ごとのイベントもなにやるかなど大体わかります。そうなると、どんな会社がどのような荷物を持ってくるか、どこでどれくらい納品の為に待たなければいけないのかなどもわかります。そういう運転手目線があるので、社長と「ドライバーの拘束時間が長い場合どうしようか?」という話になったとき「高速使ったら1時間拘束時間短くなりますよね。それが25日あれば拘束時間が25時間減りますよね」など素直に提案ができます。机上の空論でないので、社長も素直にその価値を認識してくれる気がします。デジタコで運転手がなかなか休憩ボタンを押さない問題がありますが、あれも「仕事中に休んでるって言いたくないんだ」と運転手としての気持ちがものすごくわかります。私も運転手のとき、日報に「休憩」って書きたくありませんでしたからね。今は行政書士を専業でやっていますが、そういう元運転手という自分は忘れずにいたいと思います。

休日はどのようにすごしていますか?

大体ゴルフの打ちっぱなしに行っています。
お客様や行政書士会の仲間と毎月1~2回はゴルフラウンドに行きます。
今はそれが唯一の趣味と言えます。
事務所も長屋のような感じなので、隣の行政書士仲間と一緒にごはん食べたり、いつでも愚痴も言いあったり相談もできるので、ほとんどストレスない毎日を過ごしています。

千葉エリアについて、どのような印象をお持ちですか?

千葉県は袋小路です。東京を起点とすると大都市との通過点でもないので、千葉自体に用事がなければ千葉って来ないんです。
しかし、海外の玄関である成田空港もありますし、全国有数の工業港である千葉港、製鉄所で有名な君津などを擁する京葉工業地域があるので荷物の動きは大きいですね。
また、成田空港周辺は物流施設が集まっています。
県南は水産業が盛んですね。また、農業も盛んです。千葉県は特に落花生が有名ではありますが、枝豆、カブ、さやいんげんなどの生産量は国内トップクラスです。八街(やちまた)、富里、香取地区などで特に農業が盛んです。

今後の展望を教えてください

許認可も大事ですが、コンプライアンスサポートを拡大したいと思っています。運送業界の法令はどんどん厳しくなっていきますから、運送会社がそれに着いていくのは大変ですからね。しかし、行政書士業界の中でもコンプライアンスのサポートができる人材はほとんどいないので、なんとか人を増やして多くのお客様のサポートをしていきたいと考えています。

行政書士‘sファイルの読者に向けて、ひと言メッセージをお願いします

千葉県行政書士酒巻勝

千葉県行政書士 酒巻勝

元運転手としてリアルに運送業界のことがわかる行政書士として、「どうやったらお客様の会社がよくなるのか、安心して事業を進められるのか」というところを徹底的にサポートして参ります。行政書士も中には高飛車で取っつきにくい人もいるでしょう、私は運送会社さんと同じ目線と同じ気持ちで会社を発展させていきたいと思っています。同じ気持ちで会社をよくしようとする運送会社さんとお付き合いしていければ幸いと思っています。

今日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました。