運送会社様紹介【川崎市 有限会社フロンティアコーポレーション様】

公開日:2021年11月11日

今回、私(トラサポ主宰行政書士鈴木隆広)のお客様である有限会社フロンティアコーポレーション様にインタビューしてきました!!

いすゞのディーラーの方からご紹介していただいてから早10年以上のお付き合いになります。

谷岡社長はいつも楽しくおしゃべりができる私の大好きな社長の一人です。

鈴木

お仕事の内容を教えてください

谷岡社長

弊社は一般貨物と軽貨物の2種の車両で宅配荷物や企業便の運送をメインでやっています。

軽貨物からはじめ、一般貨物に拡大しました。

軽貨物は自社車両15台、パートナー21台、一般貨物は8台を保有しています。

宅配荷物は朝仕分けし、川崎市の麻生区、多摩区、宮前区の3区に配送します。第1便を午後2時くらいまでに終わらせ、センターに戻り、第2便の仕分けから配送をし、夕方頃に終わります。
センターに行くと大体、区ごとに荷物がパレットにまとまっているので、チームで手分けして各車両に仕分けします。特定の車両の物量が多い場合は、チーム内で融通し、全員で協力してその日の配送を完了させます。
それでも間に合わない量の場合は、一度2トン車で弊社倉庫まで運び、第1便を早く終わったドライバーで配送するか、それが難しければバックアップ要員にて配送します。そのために2トン車も毎日センターに行かせています。

休憩についてもチームで協力しあい、一人だけが休憩取れないような状況は避けるように業務量を割り当てます。

一般貨物も荷主は同じですが、軽貨物では運べない大きな荷物や大量のコピー用紙、トイレットペーパーなどを担当します。

企業便については、4トン車で夜の間に2回転で自社倉庫まで運び、朝までに仕分けを完了させ、軽貨物ドライバーがすぐに配送に行けるように整えます。

鈴木

宅配ドライバーと企業便ドライバーで求めるものは違いますか?

谷岡社長

違いますね。

企業便は大きかったり重い荷物が多いのでパワー勝負です。午前で50件、午後で20件ほど運びます。
企業便なので大体はリピーターですから場所は同じところを回ります。

一方、宅配便は一つ一つの荷物は軽くて小さいですが、とにかく1日120~140件と件数が多いです。
それに、毎日違うお宅に配らなければなりません。
だから細かく気疲れします。

どちらが大変というのはありませんが、ほんと性格によって合う合わないを考えながら担当するドライバーを考えてますね。

鈴木

御社の強みを教えてください

谷岡社長

麻生区での認知度の高さです。

 

弊社は平成10年に起業しました。
はじめは百貨店の荷物を運んでいました。
配送先が不在のときに、自社で作成した不在票を入れていました。そしてトラックには会社名だけでなく電話番号も記載しています。
百貨店の荷物を運ぶ会社は日通などの大手だけだったのに、不在伝票には「フロンティアコーポレーション」って書いてある。そんなことやってる人いませんでしたからね。

そのような地道な活動が実って「フロンティアコーポレーションって会社が運んでくれてるんだ」と徐々に認知されてきました。

今年も麻生区のお花屋さんから直接配送のご依頼をいただきました。
宅配でお伺いしたお客様から直接ご依頼を受けることがしばしばあります。

20数年間、麻生区地域密着で配送を続けてきて、ここ3年くらいで本当に「麻生区の運送会社フロンティアコーポレーション」という認知がされてきた実感があります。

鈴木

意外でした。
当地域の大量の宅配を一手に引き受けているから、そのキャパシティについての強みが一番に出てくると思いました。

谷岡社長

とにかく麻生区を愛して仕事をしているのではじめにその話を出しました。

麻生区が大好きです!!

大量の宅配業務に対応できるのは、開業当時の百貨店業務で失敗したのが今に生きていると思います。
百貨店の繁忙期は当時相当大変でした。
5台しか持っていないのに20台無ければ対処できない量の荷物を受けました。
当然自社では対応できないので、大手の運送会社に外注します。すると赤字が積み重なります。
1シーズンで300万円も赤字を出していました。
このまま会社を畳もうかとも思いましたが、「やめるのはいつでもできる!」と踏ん張りました。
その失敗の原因を必死に考えました。
それでその仕事はきっぱり辞めて、2000個あった宅配を80個まで減らしました。

当時は自分を大きく見せようと躍起でしたがそれが失敗の原因でした。
そこから身の丈で成長していくことを心がけていきました。

お客様からのクレームも、煩わしい苦情とは捉えず「宿題を頂いた」と捉えて改善してきました。
それは自分自身を見返すキッカケを頂いたと感謝するように心がけました。
もちろんはじめからそのようにできたわけではありません。
どん底まで落ちたところで、何が足りないかを考えたときにそこに辿り着けたのです。

今では宅配と企業便で、ムリなく1日3000個配送するまで成長しました。
長い道のりでしたが、「できるかできないか」ではなく「やるかやらないか」で考えてきました。
できない理由はいくらでも考えられるし、どんな仕事でも想定外のことや問題は必ず出てくるものです。
そんなことで「できないかもしれない」なんて考えるのはもったいないです。
そして「やる」と決めたらいろんな壁にぶつかりながらも、お客様とも相談してなんとかクリアする方法を編み出してきました。

「全ての資源を使ってとにかくなんとかする」実績を積み重ねてきたことも弊社の強みです。

鈴木

今後の展望を教えてください

谷岡社長

ドライバーは荷物を配るだけでなく、サービス業として挨拶や身だしなみ、気遣いができる人材をどんどん増やしていきます。
そして、より地域密着の運送会社になっていきます。

 

麻生区も多摩区も開発が進む、まだまだ発展する地域です。
他の地域に手を広げる必要はありません。
弊社はこの地区の方々のお役に立って好きになってもらえる会社を目指します。

事業としては、麻生区限定で集荷~配送する宅配便のようなことを考えています。
区域さえ限定すればダンピングでなく、適正に低価格でサービスを提供できます。
幸い弊社は既にこの地域で毎日宅配便を運んでいます。
そこに混載すれば実現することは可能です。
もちろんはじめは1個から始まりますが、徐々に認知していただき○○便という名前がプリントされたトラックが麻生区中を走り回ってる世の中にしたいと思います。

鈴木

行政書士鈴木とずっと付き合ってくれている理由を教えてください

谷岡社長

なによりも人柄ですね。

落ち着いて話ができるのが良いと思います。
私がしゃべり派(笑)なので、聞いてもらえるとすごく嬉しいです。
忙しくても無下にしないし、じっくり聞いた上でアドバイスをくれます。私も社長なのでいろんな人に持ち上げられるのですが、先生は常に対等に付き合ってくれます。

9年前にホームページを作ってもらって、実家に帰ったときは家族に自慢してます。
あのときもいろいろ話をしてもらってとても良いホームページを作ってもらったと感謝しています。

川崎市の小口多頻度輸送専門有限会社フロンティアコーポレーション 麻生区、多摩区、宮前区【有限会社フロンティアコーポレーション 会社ホームページはこちらをクリック】

私に足りないものを補ってもらえていると思います。

鈴木

谷岡社長、ありがとうございました!
今までもたくさんお喋りしてきましたが、インタビューという形だと知らないことをたくさん聞けてとても楽しかったです。

多摩区密着の運送会社としてこれからもご発展強く祈って応援します!!