ヤマトスタッフサプライ初任運転者適性診断体験記:申込方法から診断内容まで徹底解説
運送事業者はドライバーとして雇用した人に初任運転者適性診断を受けさせなければなりません。
今回は、私鈴木が初任運転者適性診断を受けてきたので申込方法から会場案内、内容を詳細をレポートします。私の診断結果も公表(笑)。
目次
適性診断の申込方法
NASVAで申し込む人が多いと思いますが、私は土日も受けられるということでヤマト・スタッフサプライで申し込みました。
申込サイトはコチラ→https://www.y-staff-supply.co.jp/service/safety/diagnosis/
料金は4800円です。
申込方法は本当に簡単で、約3分で完了します。
上記サイトから会場を選び、カレンダーから希望日をクリックし、「予約」をクリック。
すると申込フォームが表示されます。
以下の項目は必須項目なので入力しましょう。
「会社名」
「所在地」
「電話番号」
「所属協会名」※トラック協会未所属であれば「所属なし」で大丈夫です。
「利用日時」※「カレンダーから日時を選択」をクリックし、「パネルを閉じる」をクリック。
受講者情報1の以下の情報を入力します。
「氏名」※受講する人の氏名です。
「氏名カナ」
「生年月日」
「診断種別」※初任診断を選択
「区分」※一般貨物事業者の場合はトラックを選択
「運転免許証番号」
メールアドレス情報の以下の情報を入力します。
「メールアドレス」
「メールアドレス確認」
以上、全てを入力したら「利用規約に同意」チェックを入れ、「内容確認に進む」をクリック。
そのままSTEP2,3と進むと申し込みが完了し、メールが届きます。
料金は当日、会場受付で4800円を現金支払いです。
駅から会場までの道
午前10時30分から受診なので、ゆりかもめテレコムセンター駅に10時15分に到着しました。
会場は駅から徒歩3分「タイム24ビル」の11階。
駅からすぐなので迷わず辿り着きました。
日曜日なので全く人がおらず不安でしたが、この入口から入れました。
中に入り、アルコール消毒をして進入。
会場は11階。
ヤマトスタッフサプライは高層棟なので、高層棟用エレベータに乗ります。
11階を下りると、迷わずすぐ案内看板が立っています。
適性診断は1時間半かかるので、すぐ先のトイレに行っておきましょう。
会場入場
会場内は写真撮影できなかったので図で説明します。
受付
トラック協会の割引チケットを持っている場合はここで提出します。
それが無い場合は現金で4800円払います。お釣りもくれるので安心です。
(1) 写真撮影
診断結果表に上半身写真が印刷されます。そのための写真撮影を入って左の席で行います。
(2) PC席:適性診断の受診
席は隣とパーティションで分けられています。
個々の席はこのような感じなっています。
適性診断の受診
実際の画面を図で解説すると公正な診断ができなくなってしまうかもしれないので、あえて文字で解説します。
なんとなく「こんなことやるんだ」くらいの気持ちで受けていただければいいと思います。
単純視力、動体視力
静止しているE文字の向きを答えます。
文字が段々小さくなり、答えられなくなったら終わりです。
0. 8の視力までしか計測しないので、0.8の視力があれば満点です。
次に動体視力を計測します。
左から1~4のいずれかの数字が速いスピードで流れてくるので、どの数字が流れてきたか答えます。
ハンドル左部の上下左右のボタンが上から時計回りに1,2,3,4と割り当てられているので、流れてきた数字に相当するボタンを押します。
流れてくるスピードは結構速いので、特に1回目の数字はびっくりして見逃してしまうので注意が必要です。
処置判断テスト、重複作業反応テスト、速度見越反応テスト
あまり種明かしすると正当な診断ができないのでしませんが、知らないと自分の本当の性能が測定できないので、そういった意味で知っておくべき点だけ補足説明しておきます。
(1)左と右で異なる障害物が流れてきて、左右同時に玉をハンドルで動かして避けるゲームのようなテスト。これはかなり難しいです。すべての障害物を避けるのは無理なように設計されているので、諦めるときは素早く諦めてそのときの最適な行動をとることを求められています。
(2)青、黄、赤の3つの丸が表示されます。左右のボタンと右足アクセルがそれぞれ青、黄、赤に相当しており、画面に点灯した色に相当するボタンかアクセルを離すというテストです。これ、解説は無かったですが、反応速度が速い方が成績は良いので素早く実施した方が自分の正しい性能が測定できます。
(3)右から黄色い○が動いてきて、壁に隠れて同じ速度で動いたとき、壁の左側からいつ出てくるかを予測するテスト。
危険感受性テスト
ある道路状況を説明され、その後2枚の写真を見せられます。その後、どのように行動すべきかを問われる危険予知のような検査です。
迷うことはありませんが、1つの状況で3~4問の設問があることだけ覚えておいた方がいいと思います。
性格テスト、安全運転態度テスト
「右折でもたもたしてる先行車がいるとイライラするか?」とかそのような常識問題的なものを100問。短い時間でパッパッと答えていきます。
深く考えずに「はい」「いいえ」「どちらでもない」のいずれかをクリックしていけば大丈夫です。
以上、約50分ほどで適性診断は終了です。
適性診断の解説とふりかえり
適性診断が修了すると隣の部屋に移動します。
ここで一旦トイレ休憩が入ります。
すぐにさきほど実施した適性診断の結果診断表が自分の顔写真入りで渡されます。
それを元に適性診断でどのようなことを診断していたのかなどを解説してくれます。
結果がこのようなグラフで出てきて、どの検査がどの指標を計測するためのものだったかを解説してくれます。
これについても種明かしすると良くないのであえてここでは書きません。ご自身で受診して結果を楽しみにしてください。
ここで大切なのは、成績が悪いことについて「悔しい!」と思うことではなく、「自分はここが弱点らしい。だからこのように対策を取ろう」と言うように防止策を考えることです。
そんなこと言いながら、私も反応速度が遅いと診断されて「悔しい!」って思ってしまいましたが(笑)。
そして、この時間では「今日気付いた弱みについて、今後なにを気を付けるか?」と「明日から<弱み・クセ>の出ないような運転をするために実践していくこと」を以下の用紙に書いてヤマトスタッフサプライに提出します。
こちらにはコピーが渡されます。そのようにして、その場で宣言するというのは良い仕組みです。
診断結果イメージ
参考に私の診断結果を掲載します。
なんとなくイメージ湧くのではないでしょうか。