運送業専門の行政書士とは? 全国の信頼できる行政書士がいます!
自分が依頼するのが本当の運送業専門行政書士か知りたくないですか?トラサポは運送業を専門とする行政書士です。なぜ信頼できるかを解説します。全国対応なので「本当に運送業許可を専門にしている行政書士」に出会えます。
【トラサポ主宰】運送業専門行政書士「行政書士鈴木隆広」 神奈川運輸支局前、一般貨物自動車運送事業一筋16年の行政書士。平成30年1月には業界初の本格的運送業手続き専門書籍「貨物自動車運送事業 書式全書」が日本法令から出版される。【本部:神奈川県横浜市都筑区池辺町3573-2-301】
目次
行政書士とは?
行政書士は、行政書士法(昭和26年2月22日法律第4号)に基づく国家資格者で、他人の依頼を受け報酬を得て、官公署に提出する許認可等の申請書類の作成並びに提出手続代理、遺言書等の権利義務、事実証明及び契約書の作成、行政不服申立て手続代理等を行います。(日行連HPより引用)
全国に4万人以上が行政書士登録をしています。
行政書士と他の士業との違い
弁護士、司法書士、土地家屋調査士、弁理士、税理士、行政書士、社会保険労務士、海事代理士の8つの士業を8士業と言います。
これらの士業は戸籍謄本・住民票の写しを職務上の理由があれば請求することができ、個人情報保護が厳しい現代において、とても大きな権利を有していると言えます。
それだけに、その資格試験は当然難しいものとなっています。
それぞれの仕事の範囲は、それぞれの法律で決まっていますが、ざっくり分けると以下の通りになります。
<士業の違いは相手とする役所で分けると分かりやすい>
- 【弁護士】
- 裁判所(訴訟)
- 【司法書士】
- 法務局(不動産・法人登記)
- 【弁理士】
- 特許庁(特許、商標登録)
- 【税理士】
- 税務署
- 【社会保険労務士】
- 労働基準監督署、社会保険事務所
- 【行政書士】
- それ以外のほとんどの役所の手続き
行政書士以外は「この仕事はこの資格!」というのが明確に決まっています。だから、同じ資格の人はみんな同じような仕事をしています。
しかし、行政書士は「これ!」というものがなく、他の士業がやっていない「それ以外」の広範な業務を取り扱うので、同じ行政書士でも専門分野は十人十色なのです。
当然、行政書士だからと言って全員、運送業許認可ができるとは限らないのです。
行政書士の業務
行政書士の仕事は大小多少あわせると、1万種類を超えるとも言えます。
それらの業務を大きく分けると、以下の3種の業務となります。
(1)「官公署に提出する書類」の作成とその代理、相談業務
主には許認可業務と言われるもので、自動車登録、農地転用、外国人関係、建設業許可、宅建業免許、風俗営業許可、運送業許可などがあります。
(2)「権利業務に関する書類」の作成とその代理、相談業務
行政書士は、「権利義務に関する書類」について、その作成(「代理人」としての作成を含む)及び相談を業としています。
「権利義務に関する書類」とは、権利の発生、存続、変更、消滅の効果を生じさせることを目的とする意思表示を内容とする書類をいい、主な業務として、遺産分割協議書、契約書、内容証明、定款(株式会社、合同会社、医療法人、宗教法人等)などの作成があります。
(3)「事実証明に関する書類」の作成とその代理、相談業務
行政書士は、「事実証明に関する書類」について、その作成(「代理人」としての作成を含む)及び相談を業としています。
「事実証明に関する書類」とは、社会生活に交渉を有する事項を証明するに足りる文書をいい、主な業務として、実地調査に基づく各種図面類、各種議事録、会計帳簿、申述書などの作成があります。
行政書士になるのはどれくらい難しいの?
行政書士は1年に1度しか実施されない国家試験に合格しなければなりません。
行政書士試験の合格率は以下の通りです。
<行政書士試験の合格率>
- 【平成18年】4.8%
- 【平成19年】8.6%
- 【平成20年】6.5%
- 【平成21年】9.1%
- 【平成22年】6.6%
- 【平成23年】8.1%
- 【平成24年】9.2%
- 【平成25年】10.1%
- 【平成26年】8.3%
- 【平成27年】13.1%
- 【平成28年】10.0%
- 【平成29年】15.7%
最近は合格率が上昇傾向にありますが、この12年間の合格率の平均はおよそ9.2%で、難関資格のひとつです。
行政書士の国家資格に合格しただけでは行政書士になれない!?
行政書士は資格試験に受かればいいだけではなく、数十万円という高額の入会金を支払って、日本行政書士会連合会の行政書士名簿に登録しなければ、正式な行政書士として、仕事をすることはできません。その上、毎月の会費も払い続けなければなりません。
資格試験に受かっただけで、登録をしていない人のことを行政書士の有資格者と言います。
行政書士倫理綱領と受任義務
行政書士は法律で決められているルールだけでなく、以下の行政書士倫理綱領に従わなければなりません。
行政書士倫理綱領
- 1、行政書士は、使命に徹し、名誉を守り、国民の信頼に応える。
- 2、行政書士は、国民の権利を擁護するとともに義務の履行に寄与する。
- 3、行政書士は、法令会則を守り、業務に精通し、公正誠実に職務を行う。
- 4、行政書士は、人格を磨き、良識と教養の陶冶を心がける。
- 5、行政書士は、相互の融和をはかり、信義に反してはならない。
また、行政書士には医師と同様に”受任義務”があります。
「やりたい仕事以外は受けたくない」ということができないのです。
そのためには、どんな仕事が来ても大丈夫なように、常に広範な知識を常に学び続けなければいけません。
運送業専門行政書士の数が少ない理由
運送業を専門でできる、と言える行政書士は、大げさではなく各都道府県で多くて5名ほどです。
自分が依頼しようとしている行政書士が運送業に詳しいかどうか不安な方は、こちらのページの7つの質問を投げかけて判断していただくことをオススメします。
ホームページで「運送業専門」とうたっている行政書士であれば大丈夫?
- ホームページで「専門」と書いてあり、ヤフーやgoogleで上位に表示される行政書士であっても、残念ながらほとんどは専門というレベルに達していない行政書士ばかりです。「専門」と書くのは勝手ですからね。
なぜなら、ホームページを上位にするのに必要なことは、「運送業についての簡単に入手できる基本的な情報」と「ホームページの順位を上げる技術」であり、運送業に精通していることは関係ないからです。 - これは本当に専門でやっている行政書士であれば簡単に見破れることですが、そうでなければ見破るのは難しいことです。googleやAIがいかに進化しても、こういうところは、まだまだ全然ダメですね。
遺言・相続、建設業、産廃業などができる行政書士は数えられないほどいる一方で、こんなにも少ないのはなぜでしょうか?
理由その1 運送業許認可業務は難しい
ほとんどの許認可業務は、手引きにある書類を、書いてある通りの基準をクリアして、きちんと揃えればスムーズに許可が下ります。
しかし、運送業許認可業務は求められている添付書類を揃えただけでは許可が下りません。書類を添付しても、それが基準をクリアしているかどうかは別問題だからです。その可否を判断するには、手引きには書いていない知識が求められます。
また、他の許認可業務は許可申請をすれば、それでほとんどの仕事は終わりですが、運送業は、申請してからが半分以上を占めます。
そのような理由により、「見えない部分が多い」ため、難易度が高いのです。
多くの行政書士が「運送業は難しい」と言っている理由がここにあります。
理由その2 便利な手引きが行政から発行されていない
建設業許可や産廃業許可、宅建業免許の手引きはかなり充実しており、そこに全て書いてあります。
しかし、役所が発行している運送業の手引きには、本当に必要な細かいことは全然書いてありません。
理由その3 運送業の仕事は他士業からの紹介が少ない
建設業許可などは、他士業からの紹介で仕事をもらうというケースが少なくありませんが、運送業許認可の紹介と言えば、運送業者かトラックディーラーからがほとんどです。すなわち、既に運送業界に足を突っ込んでいる行政書士でなければ、多くの件数を紹介から得ることはできないのです。
まさに鶏が先か卵が先か、という議論と似ていますが、行政書士が得意とする「他士業からの紹介」という流れを作ることができないのです。
理由その4 運送業の仕事は案件が少ない
建設業許認可と比べて、運送業許認可の案件数は10分の1以下です。理由その3との合わせ技により、経験の無い行政書士が運送業許認可の仕事に触れることさえ稀です。経験が少ないということは、当然、レベルを上げることも難しいのです。レベルが高くなければ紹介も来ない、というジレンマに陥り、それだったら他の仕事をやった方がよくなってしまうのです。
理由その5 高いレベルで情報交換できる仲間が少ない
以上の理由から、運送業許認可をちゃんとできる行政書士は、各都道府県で数人と、かなり少ないです。しかも、行政書士はしょせん一匹狼なので、他の行政書士に自分の知識を公開しようとしません。そのため、高いレベルで情報交換をすることができません。
理由その6 運送業許認可の毎年の激しい変化についていけない
運送業許認可は特にここ平成20年代後半で大きく変わりました。何十年も運送業許認可に携わって実績がある先生でも、全員が最新の情報についていけているわけではありません。それどころか、逆に古くからやっている先生ほど、現在のやり方を知らずに昔のままで進めてしまい、申請後に致命傷として表れてしまうという事態も多発しています。運送業許認可の最先端にい続けるのは本当に大変なのです。だから、古くからやっている先生で、運送業をやめてしまう先生も少なくありません。
許認可の素人ができる手続きなのか?
ここまで説明すれば、運送業専門の行政書士であることが、どれだけの狭き門かご理解いただけたかと思います。
「トラックを買っているのだから、営業ナンバーの手続きや車検証の書換えはサービスでディーラーにやってもらっている」
「物流のコンサルタントにすべて任せている」
という行為は、とても大きなリスクのあることなのです。
簡単な増車届、減車届くらいならばまだ良いでしょうが、新規許可や認可まで任せるのは私であれば怖くてお願いしたくありません。
確かに昔は、運輸局の審査が甘かったので、結構なんとでもなったかもしれませんが、今はどんどん厳しく細かくなっています。
また、たまにしかやらない行政書士であれば、その怖さに気付くこともできません。
その仕事に精通している行政書士ほど、自分の仕事の怖さを知っているものです。
そして、受忍義務があるので、モグリの人のように「難しいのはできません」などと言えないので、覚悟が全く違います。
難関資格に合格した行政書士ですら敬遠する業務、それが運送業の許認可手続きなのです。
確かに、多くのケースは、運輸支局で入手した書式に穴埋めして添付書類を付ければ、許可や認可が下ります。
しかし、10回に1回ほどの難ケースにあたってしまうと、運良く許可・認可が下りたとしても、それまでの期間はとても長いものになってしまいますし、最悪の場合、許可・認可が下りません。そのために、ムダな家賃を数か月も払ってしまったという話もよく聞きます。
専門の行政書士であれば、素人に比べて、それらのリスクを極小にできるのは当然のことです。
しかも、運輸局の審査は年々厳しくなっており、素人がどうにかできるレベルではなくなってきています。
行政書士は、先ほど触れたように行政書士倫理綱領に従って、プライドを持って業務を行わなければなりません。少なくとも、トラサポメンバー行政書士は、決して書類の穴埋めだけの仕事をすることはありません。その裏にあるリスクをきちんと把握して業務を進めます。
運送業専門の行政書士と、穴埋めだけする素人とは、同じ書類でも全く異なるのは少し考えればわかることかと思います。
それに、物流コンサルタントであればまだしも、トラックディーラーの人にそんな大変なことをさせるのは可哀そうではありませんか?また、もし失敗したとしても責任を追及することもできません。行政書士は万が一の場合に、業務上のミスを補償する損害賠償保険に加入しています。
なにより、大きな許認可を素人に頼んで、数カ月の間、「あれ、どうなってるのかなぁ・・・」と不安を感じ続けるのはいかがなものかと思います。
トラサポの行政書士の使命
お客様からこういう声を頂きました。同様に理由により、紹介された行政書士から途中でこちらに乗り換えるお客様はものすごく多いです。
皆様、同じことをおっしゃいます。
「運送業専門の行政書士がいたなんて!はじめからここに頼めば良かった!」
「はじめからこっちの頼んでおけば、ムダな空家賃を何カ月も払わなくてよかったのに・・・」
多くのそんな声を聞いて、トラサポは立ち上がりました。
まだまだ、運送業専門の行政書士がいることが皆様に認知されていないのが現実なのです。
「運送業ができる行政書士をもっと簡単に見つけられるようにしたい!」、トラサポは強く思います。
運送業専門の行政書士に依頼することは、お客様にとっても、運輸局にとっても嬉しいことです。
そして、行政書士の認知度が上がり、運送業許認可のレベルが上がり、書類の精度が上がることで役所の審査スピードも上がり、またお客様の役に立てる。トラサポはそのような良い循環の大きな中心となることを目指しています。
そうすれば、さきほどのお客様のような不幸な方をもっともっと少なくすることができます。
そのため、トラサポは単に運送業をやりたいという人を無審査で登録することをしていません。メンバー全員が、トラサポの資格試験に合格してもらっています。その試験は、行政書士試験に合格した人でさえ、途中で断念してしまう人もいるほどの難易度です。
しかも、トラサポの行政書士は毎月トラサポに会費を払っています。
毎月、最新の法令、業界知識、実務について情報共有をしています。
それだけの高い意識を持って運送業許認可業務に取り組む精鋭がトラサポのメンバー行政書士なのです。