山之内行政書士事務所 行政書士 山之内清孝(やまのうちきよたか)
- 【肩書】
- 奈良県行政書士会所属
山之内行政書士事務所 代表 - 【事務所住所】奈良県奈良市杉ヶ町14-1第1西田ビル204
- 【電話番号】0742-87-1768
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- 奈良県限定無料相談可能電話番号→0742-87-1768
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- 【生年月日】昭和53年11月19日
- 【出身地】 奈良県生駒市
【出身校】甲南大学法科大学院 - 【経歴】
- 平成25年7月行政書士登録
平成27年8月山之内行政書士事務所開業
まずは所長のご経歴と開業の経緯を教えてください。
親族に弁護士がおり、幼少からその武勇伝を聴きながら育った私は特に明確な理由もなく当然に弁護士になるものだと思い込んでいました。
ところが勉強は全くできなかったので高校卒業後机に座ることから練習し始めたことを覚えています。
大学在学中から司法試験の勉強を始めたのですが、試験中にパニックになるという致命的な弱点を克服できる気がせず、10年引っ張った挙句撤退を決意しました。
当時は弁護士になる以外の人生は考えられなかったのでずいぶん絶望したものです。
就職という年齢ではなかったのでとりあえず現場系の仕事のアルバイトを始めたのですが、意外にもこれがばっちりはまり、「明日は山の調査で藪の中につっこんでいくから」と説明を受けたときはワクワクしすぎて鳥肌が立ったほどです。
2年間近畿各地を飛び回った後、昔から夢であった独立開業を果たすため司法試験受験中にとった行政書士の資格で開業することとなりました。
開業後2年間は少ししか仕事をとれなかったのですが、業務を通して確実に自信をつけた私は徐々に事務所を軌道に乗せることができました。
私の場合、もともと行政書士になりたくてなったというわけではないのですが、今だから確実にいえることがあります。
弁護士でなくてもよかった。もっと言えば行政書士でなくてもいい。重要な事はお客様に価値を提供すること。そして、お客様、私及び私と一緒に働いてくれる社員さんと未来を夢みて挑戦し少しずつ理想に近づいていくことです。
お客様とのやりとりで大切にしていることは何ですか?
レスポンスにこだわってます!
知りたい!と思ったときに知ることができなかったことは時間の経過とともに関心が薄れてしまいそのまま会社の弱点として蓄積されてしまいます。
会社を経営されていると色々なことを高速で判断していかなくてはなりませんので私がそのスピード感を台無しにしてしまわないように気を付けています。
また、他にも大切にしていることとして許認可をはじめ常に強い気持ちで取りに行くということです。
イレギュラーな事案などで行政書士側が調べるのが面倒くさい、役所との折衝が面倒くさい、上手くいかなかったときに責められたくないと弱気になってしまうと、その割を食うのはお客様になってしまいます。
これは許認可につづく手続きでも同じで、目標達成までの道のりが険しいと感じられる場合も行政書士が弱気になってしまえばお客様は決断できません。
リスクをご説明し、それでも挑戦する価値があるのであると判断されたのであれば、あとは力を合わせて力強く進めていくよう心掛けています。
ほかにも行政書士として心がけていることは何ですか?
当たり前のことですが、不正な書類を作成しないということです。
嘘をつけば目前の目標は達成できるかもしれませんが、冷静になって俯瞰してみればリスクを負ってまで達成しなければならなかった目標ではないことがほとんどです。
そればかりか、行政手続きの構造上一度嘘をついてしまうとその後の事業の成長にとって足枷となるようにできていますので、あくまで適法に進めるのがベストであると確信しています。
休日はどのようにすごしていますか?
海までドライブすることが多いです。海を見ながらゆっくり経営戦略を考える(考えるというか悩んでいる)時間が好きです。
いま本当にやるべき事はなんなのか、そのために障害となっていること、こだわってやっているけれど切り捨てなければならないこと。
奈良県エリアについて、どのような印象をお持ちですか?
大阪や京都に隣接し、なにかと都市部の大資本に押されがちな奈良県ですが、その分、地元業者を守ろうとする地方自治体の姿勢も強く出ています。時として意味不明な法解釈で奈良県民を守ってくれようとする公務員の方々が私は好きです。
そして地元で足元を固めて都市部にも挑戦していく会社様を見るたびに私も頑張らなくてはと励まされる思いになります。
今後の展望を教えてください。
数ある行政書士事務所のなかでなぜ山之内を選らばなければなかったのか?その問いに明確に答えられることというのが開業当初からの目標でした。
得意分野を絞り専門性を追求してきたものの情報の価値は凄まじい速さで下がっていきます。我々行政書士の商売道具である許認可に対する知識や感覚さえもその価値は下がっていきます。
オンリーワンになる!と振り上げたこぶしを降ろすわけにもいかず、お客様が本当に望んでおられることを探求し散々考えてたどり着いた案も次々とボツになっていくなか、もう行政書士にできることは代書しかないのではないかと思うことさえあります。
その反面、自分ではとっくに無価値になったと思っていたサービスに「これ凄いですね!すごく便利です!」と感激していただくこともあり自分でもわけがわからなくなっているなと感じます。
暗中模索ですが、山之内に頼んでよかったと心から思っていただけるように、これからも専門性を極めていきたいと考えています。
行政書士‘sファイルの読者に向けて、ひと言メッセージをお願いします。
私を含め、すべての事業主にとって激動する社会で挑戦しないことは緩やかな死であると考えています。
かかわるすべての人の幸せを守るために一緒に挑戦していきましょう。
今日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました。