さくら行政書士事務所 加藤 俊郎(かとうとしろう)
【担当地域】新潟県・富山県
【肩書・所属団体】
さくら行政書士事務所 代表
新発田市民生委員児童委員/主任児童委員
総務省行政評価事務所 行政相談委員
(一社)コスモス成年後見サポートセンター 業務管理委員
(一社)コスモス成年後見サポートセンター新潟県支部 研修部長
新発田倫理法人会 事務長
特定非営利活動法人イロドリ 代表理事
【事務所連絡先】
〒959-2447 新潟県新発田市下小中山1117番地91
電話0254-33-2003
【生年月日】 昭和47年生まれ、ねずみ年の双子座、О型
【出身地】 新潟県新発田市
【出身校】新潟県立新発田南高等学校 機械科卒業
新潟県立新潟テクノスクール 自動車整備科卒業
【職歴】
某建設機械販売会社にて建設機械整備士
某運送会社にてセールスドライバー
【趣味】
家族と過ごす時間、ファミリーキャンプ、身近な低山登山
読書(中村天風さんにはまってます)
【資格】特定行政書士、2級自動車整備士(ジ・ガ)他
【事務所HP】https://sakura-sapo.com
まずは所長のご経歴と開業の経緯を教えてください。
子どものころから自動車が好きで、特に1950年代から1970年代のヨーロッパの小さなスポーツカーに憧れていました。
自動車整備士として憧れの自動車の整備を仕事にしたいと思い、高等学校では機械科、その後自動車整備の職業訓練校へと進みました。
就職先選定の際、県外の輸入車を扱う会社への就職を希望しましたが、県外就職の希望が叶わず、それであればと、先生からの勧めもあり、某建設機械販売ディーラーに建設機械の整備士として就職しました。
配属後、寮生活となり時間があったため、興味の赴くままにいろいろな分野の本を読み、スポーツサイクルを購入しサイクリングを楽しみ、スノーボードを始めたりといろいろなことにチャレンジしましたが、そのうちの一つに法律の勉強があり、知人の勧めで行政書士の資格試験を利用して法律の勉強をはじめました。
当時は、法律を学ぶための手段としての行政書士試験でしたので、「資格取得⇒開業」のイメージは薄く、「いつか機会があったら独立したいな」程度に考えていました。
若いころは自分のわがままで勤めていた会社を辞めたこともありましたが、30代半ばを過ぎ、自ら会社を退職することは考えられない、そんな時期にリーマンショックがあり、勤めていた会社が人員削減のため希望退職を募りました。
当時、結婚前であった妻にも希望退職について相談しましたが、「好きなことをするのが一番」との妻の後押しもあり、希望退職に手を上げ、会社を退職し結婚と同時期に独立、行政書士事務所を開業しました。
お客様とのやりとりで大切にしていることは何ですか?
まずはしっかりと話しを聴くこと、傾聴を心がけています。
しっかりと話をお聴きすることで、お客様自身が意識していなかった事柄にお客様自身が気付かれ、お客様の理解の整理につながることもあります。
一方で、必要な情報を聞き出す質問力が弱く、お話を聞くことに集中するあまり表情が硬くなる自覚があるため、この点は特に意識して笑顔で的確な質問が出来るよう努めていきたいと思います。
笑顔が足りないとお気づきの際は、是非突っ込みを入れていただければ嬉しいです。
行政書士として心がけていることは何ですか?
開業の際に事務所指針を定め、初めての職員採用の際には経営理念を定めました。
毎朝、朝礼にて経営理念と事務所指針を職員と読み合わせを行い、事務所全体で気持ちを合わせた事務所運営が行えるよう意識して行っています。
また、事務所の専門とする業務を絞り込み、貨物運送事業、自動車登録、後見相続遺言の3分野とそれらの周辺業務を担当制とすることで専門深化を意識した事務所運営をしています。
一方で、ご相談をお受けする内容は必ずしも3分野に限らないことから、相談者様のご意向を伺ったうえで、ご相談内容を得意とする行政書士を紹介したり、他の士業事務所(司法書士、土地家屋調査士、税理士、弁護士)、行政機関などに話をつなぐなど、相談者様に誰(何処)が対応するのが最善かを考えながら対応しています。
休日はどのようにすごしていますか?
子どもも小学校高学年となり、自分の時間を多く過ごすようになりましたので、自宅敷地の草刈り、竹林の手入れ、山作業、薪わり、椎茸栽培、家庭菜園など自然の中で汗を流して過ごすことが多いです。
草刈り、竹林の手入れ、山作業や薪わりは父から引き継いだ家の仕事で、先祖より引き継いだ敷地や山の管理として行っています。椎茸栽培は、誘ってもらい仲間に入れてもらって始めました。
椎茸は、立木を切り倒し、輪切りにして、菌を植え込み栽培しています。
家庭菜園は、母が以前からしていますが、畝を少し分けてもらい令和4年に初めてにんにくを植えてみました。また、刈り取った草をまとめ、たい肥化する実験も令和4年に初めてやってみました。
他には、年に数回は家族や友人とキャンプを楽しんでいます。
令和4年末には、仕事を通じて知り合った福祉職、医療職、法律職、行政職の仲間たちとNPO法人イロドリを設立し、農作業を通じた福祉事業や福祉に係る啓発事業で地域の社会課題に取り組む活動を始めました。
まだ、始まったばかりのNPO活動ですが、これからどのように活動の輪が拡がるか大いに楽しみです。
新潟県エリアについて、どのような印象をお持ちですか?
全国第5位の面積を有する日本海に面する県で、広大な平野が拡がり、その平野に豊富な水量を誇る大河が流れ込んでおり、ふるくから稲作や金属加工業が盛んな地域です。
豊かな自然と、時に厳しい気候風土は、まじめさと忍耐強い県民性を育み、稲作農業や金属加工業の発展につながっていると思います。
物流面では、新潟港は、日本海側の拠点港に選定されており、アジア地域に向けた港湾物流の拠点として、また、高速道路網と相まってますます発展するものと思います。
御飯がうまい、酒がうまい、魚がうまい、肉がうまい、野菜がうまい、果物がうまい、菓子がうまい、生きることの基本である食に関しては、新潟県は間違いないです。
コシヒカリや朱鷺で新潟県をイメージされる方も多いかと思いますが、私のお勧めは笹団子です。
餡の入ったよもぎ餅を笹で包んだ素朴な団子で、今では、家庭で自家製しているとの声は聞かなくなりましたが、私が子供のころには祖父母が作ってくれていました。
自家製の笹団子は食べられなくなりましたが、毎年、時期になると市内の菓子屋で笹団子を購入し楽しんでいます。
今後の展望を教えてください。
これまで、新しく貨物自動車運送事業を始めるお客様の新規営業許可取得の支援させていただいてきましたが、これからは「スタート」のみならず、事業開始してからの伴走型の支援を通して、お客様の事業の「発展と安心」に貢献できる行政書士になりたいと考えています。
また、お客様と末永くお付き合いさせていただくために、事業の継続性の観点から組織化、法人化にも取組んでまいります。
行政書士‘sファイルの読者に向けて、ひと言メッセージをお願いします。
貨物自動車運送事業に係る法令は多岐にわたることから、覚悟をもって取り組んでいきます。
また、そうであるからこそトラサポの仲間と出会い、助け合い、成長し、ついては貨物自動車運送事業者様のお力になれる行政書士に、私個人としても、トラサポの仲間たちもトラサポも成長していくことを確信しています。
今日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました。